約3年ごしの夢がかなったコワーキング

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どうも、私です。

この記事は、コワーキングアドベントカレンダー2013の参加記事です。

山﨑謙さんからバトンを受けて、書きたいと思います

3回目のアドベントカレンダー

さて、この毎年行われているコワーキングアドベントカレンダー、私は3回めの執筆です。これまでに、どんなことを書いていたのでしょう?

最初は2011年。コワーキングに求めるのは戦友というタイトルで書きました。昨年の2012年はコワーキングに疲れましたという記事を書いていますね。

では、3年目の今年はどうだったのでしょうか?

企業のコワーキング活用が、現実的に

コワーキングの黎明期から、コワーキングスペースに集まるプロフェッショナルたちの間で仕事のやりとりはあったと思います。

とはいえ、それがある程度まとまった数で、ある程度の金額で、ひとつのプロジェクトとして、というのは中々ありませんでした。少なくとも私の知るかぎりでは。それが過去2回、私が執筆したアドベントカレンダーに現れているやもしれません。

しかし、2013年、僕が席を置くJUSO Coworkingを中心に、ある企業のプロジェクトを請け負うことになりました。

このことは、12月17日に、神戸三宮にあるコワーキングスペースcolocoさんで行ったプレゼンで紹介したので、そのスライドをベースにお話しましょう。

コワーキングに活路を見出した企業とは?

大阪市淀川区にある企業、株式会社日本コスモトピアの社員さんがJUSO Coworkingに訪れてくださったのは、2012年10月のこと。社内にある課題を解決できないかと、お越しいただいたのが最初でした。

この企業は、学習塾向けの学習教材を、自社内で企画・開発・販売まで一貫して内製で行っています。教材といっても、単に参考書やプリントを作っているわけではありません。コンピューターと学習教材を組み合わせたICT教育ソリューションという形で教育を提供しています。

社内にある課題とは、企業のプロモーションとプロダクトに関わる部分。この分野をずっと内製で行ってきたために、時代の流れにおいつけないというジレンマがありました。

それからしばらくした2013年の7月。私は、ブランディングのコンサルタントとして、この企業に参画することとなりました。

コワーキングきっかけに、総勢14名のスタッフが参画

7月から行ったことといえば、Webサイトのリニューアル、9月に行われるイベントのオープニングVTRの制作、会社案内一式のリニューアル、CIロゴの修正、教材キャラクター・イラストの制作などなど。

もちろん、私一人ではできませんので、自分にしかできないこと以外は、なるべく他の人に手伝ってもらう方向で進めました。

1217coloco.062-001

図式化すると、こんな感じ。実に14名ものコワーカー、またはコワーキングに何らかのつながりがある方とお仕事を進めてきました。図式の中にある印の判例ですが、

  • ●→コワーカー
  • ◆→非コワーカー(コワーキングを日常的に利用していない方)
  • 青→個人事業主
  • 緑→法人経営者
  • 赤→会社員

としています。これを見ていただくだけでも、必ずしもコワーカーだけでプロジェクトを進めたわけでなく、個人も法人も、会社員の別け隔てもなく、ひとつのプロジェクトに一致団結して邁進してきました。

私の知る限り、これだけ大規模の予算をコワーキングに対して投下した企業としては初めてではないでしょうか。コワーキングという言葉が浸透しても、そこに仕事をだそうという人が居ない限り、それは全くコワーキングではないと思っていた私としては、ようやく自身で納得のできるコワーキング像を作れた実感がありました。

企業がコワーキングを利用して成功するための秘訣

まあ、まだ成功かどうかは具体的な数値が出てないのでアレなんですが、このままいけば、まず間違いなく成功です。予算ベースで考えると、例えばシステム開発会社に外注したり、広告代理店に宣伝を任せたりするのに比べたら、大幅に低コストで実績をあげられるでしょう。

そういう意味合いで企業がコワーキングを利用する上でポイントとなる点をまとめました。

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個人事業主への信頼

言わずもがなですが、コワーキングスペースには個人事業主が多く集まっています。技術に優れた人が多いフリーランスですから、そこを信頼しなければ何も事は始まりません。法人、しかも会社員を何人も抱えるような企業となれば、その分単価もあがりますから、安価であげるためには、これは大前提として捉える必要があるでしょう。

キーパーソンの発見

これは、2つの意味合いで必要です。それは、コワーキングスペースに集まる人たちを見抜く力を持つ力、そして、案件に求められる技術的な要件を知っているという点です。

今回私が請け負った案件には、Web制作の知識、印刷物、紙媒体の知識、映像制作の知識、写真撮影の知識、システム開発の知識が求められました。もちろん、どれもすべてスペシャリストとしての技能を私が持っているわけではありません。しかし「こういうことなら、この人は出来るんじゃないだろうか?」逆に「この案件はこの人には荷が重いだろう」という判断は常に行っています。

こういう人物のいるコワーキングスペースは強いですし、そうでないと、コワーキング(スペース)にプロジェクトとして案件を発注するのは厳しいと思われます。

社内への招聘

これは、単に会社へ呼んで会議室や応接室で打ち合わせする、という意味の類ではありません。私は日本コスモトピアの名刺をいただいていますし、席も用意していただいています。イベントでは社員の人と一緒に汗を流して設営撤収を行いましたし、要は社員と同じ扱いをすべき、ということです。外注とはいえ、その企業の業務を手伝うことになるわけですから、社内の人とスムーズに意思疎通が取れなければ成功はありえません。

柔軟な支払形態

あまり詳しく書くことはできませんが、この企業の案件では、支払い形態を柔軟にしていただきました。要は、立替支払いではなく、個々の個人法人から請求を出したりであるとか、外注予算分を着手金として前払いしていただいたり、などです。個人事業主は大きな予算で仕事するとなると、生活に直結しているぶん請けにくくなりますから、こういう配慮はありがたいですね。

顔の見える仕事づくり、それがコワーキングだと考えている

最近、クラウドソーシングがコワーキングに注目しているという話をよく聞きます。私は、そんなものクソ食らえだと思っています。奇しくも5日のアドベントカレンダーを書いた松田さんも同じようなことを書いていらっしゃいますね。仕事を生み出す仕組みとしては、画期的だとは思います。しかし、それは単に発注者も受注者も、値段を下げて品質を下げてという負のスパイラル製造機でしかありません。

コワーキングに新しい仕事の形を見出すとしたら、クラウドソーシングとは違い、顔の見える仕事、ということではないでしょうか。

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私は、ここに挙げた人たちと1度も合わずに仕事を出したことはありませんし、今後もそういうことをするつもりはありません。理想的なコワーキングスペースでの仕事として、このモデルケースは自分としても大変満足しています。

このような、顔の見える仕事が、これからどんどん全国のコワーキングスペースで広がりますように。

さーて、次回のアドベントカレンダーさんは?

盟友、JUSO Coworkingの深沢さんです。よろしく!
コワーキング・コミュニティは一枚岩では「いけない」という話

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